■其処に例外は無い。根本にある理念は其処へしっかりと辿り着く事。体験的な概念で言えば、そうして其処には何があるのか?と、わたしの興味はそれに尽きる。其処では抽象によって抽出される数々のイメージが描かれる。このイメージを統括した時間へと変換出来るのが、この編成での演奏なのである。時は秒刻みで未来へと進み、それは希望となる。そして、一瞬の時を捉えれば、それは知覚となり、我々の神経を幾度も摩擦する。人の感覚器官はそう容易く無垢にはなれない。それゆえに、わたしは一切の妄念を払い其処へ向かう。
text : morikawa - Jul, 2005 -
: : profile --
- Morikawa Seiichirou -
■'00年、Z.O.A「仮想の人=The moon said that you are the moon」発表後、一時YBO2にギタリストとしてゲスト参加。'02年、自身初のソロアルバムでもある「空蝉/utsu semi」を発表。同編成による数回のLive演奏。以後、稀ながらも自詩による朗誦をベースとした独自の形態パフォーマンスを現在も継続。
- Furudate Tetsuo -
■'01年、ベルリン/Podewilで自作ノイズ・オペラ「オセロ」初演。スゥエーデン/イエテボリ・サウンド・アート・フェスティバル参加。'02年、イタリア/ボルツェーノ=トランス・アート・フェスティバルで竹谷明美との共作「囚の夢」上演。スゥエーデン/ストックホルム/フィルキンゲンで「オセロ」コンサートバージョン再演。'03年10月、ドレスデン=ブルー・ブリッジ・フェスティバルでE.A.ポーの「アッシャー家の崩壊」をベースにしたサウンド・インスタレーション兼シアター作品「ロデリック・アッシャー氏の聴覚」で大賞受賞。
- Fujikake Masataka -
■'00年、Z.O.A「仮想の人」、M's NEXUS「Mのネクサス」を発表。'01年、ZENI GEVA「10,000 Light Years」、そして自らのバンドである#9「セカンド」をバップより発表。'02、湊雅史とのツインドラムのバンド13oz.「13oz.」、#9「サード」を主催のFulldesign Recordsより発表。'03年、13oz.「CAPSULE ROCK」他、恒松正敏グループへの参加。'04年、灰野敬二とのセッションやALIEN'S SOCIAL DANCE PARTY、Transistor Glamour Blues Objection、酒井泰三3355等精力的に活動中。
live performance at ShowBoat 20050727
■今回のイヴェントは2回に分けて行われた。わたし達はその初日の最後に出演した。既成事実を挙げればこれのみである。このことにさして意味はない。あるのは其処に何があったのかと言うことである。観たまま聴いたままを伝えるのは容易いことである。しかし、その場に居合わせた者達との放散、感受、交信と言った共有は、その場以外では不可能であるということ。また、其々の心像はその場で生まれるということ。この現象は多岐にわたり情報過多の現在に於いて、実に貴重な情報ということではないだろうか?これがライヴパフォーマンスたるライヴではなかろうか。わたしは、高円寺に於いてわたし達が放散した時間に幸せを思う。
text : morikawa - Aug, 2005 -当日の演奏に使用したTEXT
asthenic